ブエノスアイレスから、従姉の1人が住む、隣国ウルグアイの首都・モンテビデオに、一泊で行きました。モンテビデオへmv00.jpgは、陸路や空路でも行けますが、海のように広いラプラタ川を斜めに横断して、高速フェリーで行くのが、もっとも便利です。約2時間半の船旅です。

 船がモンテビデオに近づくころ、前方左手に三角形の小高い丘が見えてきます。昔マゼランが世界一周中、遠くからこの丘を見て、、「われ山を見たり」( Monte Vide Eu )と言ったことから、モンテビデオという名が付いたといわれています。





 ウルグアイは20世紀前半、農産物輸出国として経済的繁栄を極め、社会福祉も充実して、「南米のスイス」と呼ばれていました。しかしその後、経済不振、政情不安定の時代が続き、ついに弾圧的な軍政が行われるに至りました。現在は、再び民政に戻り、経済再生に取り組んでいます。このあたり、アルゼンチンと同じような歴史を辿っているようです。

 全国の人口は約320万人、その内半数近くが首都・モンテビデオに住んでいます。モンテビデオは、ブエノスアイレス同様、過去の栄光を秘めた、ヨーロッパの香りがする街ですが、賑やかなブエノスアイレスに比べ、静かで、落ち着いた感じがします。

 この都市の、いくつかの観光スポットをご紹介しましょう。


セーロ要塞

 まず最初に、フェリーから見えたあの丘に登りました。標高僅か137mですが、平野部の続くウルグアイでは、かっこうの見晴台で、入り江を隔てて、モンテビデオの市街がよく見渡せます。

 そのため、昔ここに都を守る要塞が置かれました。大砲も残っています。セーロというのは丘という意味です。要塞の跡は、今軍事博物館になっていますが、65歳以上は入場無料ということで、パスポートが役に立ちました。

城門

 かつてここの町を開いたスペイン人たちは、先住民であるインディオの攻撃から町を守るため、回りに城壁を築きました。この門は、その名残で、旧市街と新市街を分けています。





独立広場

 城門に面して、ちょうど市街の中心に、独立広場があります。中央には、建国の父といわれる、アルティガスの騎馬像が立っており、その地下は霊廟となっています。

 その左側に見える建物は、「エステベス・パレス」。かつての大統領庁で、現在は迎賓館として使われています。その一部に歴代大統領ゆかりの品などが陳列されており、見学もできます。



7月18日大通り

 独立広場からまっすぐ、新市街を東西に貫いている目抜き通り。商店、銀行、オフィスなどが並んでいます。









ガウチョ博物館

 7月18日通りに面した美しい建物です。内部には、ガウチョの歴史や、彼らの使った馬具や武器などが展示されています。また、資産家の邸宅だったという建物の内装なども、かつての栄華を偲ばせています。






国会議事堂

 南米でもっとも美しい建築物といわれるこの国会議事堂は、1925年、イタリア人の設計により建てられました。ステンドグラスと大理石をふんだんに使った堂々たる威容は、新しい国づくりにかけた当時の意気込みを感じさせます。






プンタ・カレタス・ショッピング

 この美しくライトアップされた建物は、何とかつての刑務所なのです。手ぜまになった刑務所が郊外に移った跡をリニューアルして、ショッピング・センターに生まれ変わりました。

 内部も近代的な雰囲気で、スーパー、高級な商店やフードセンター、十館もの映画館が入っています。ショッピングや娯楽の中心も、レトロな感じの商店街から、これらショッピングセンターへ移りつつあるようです。


港市場

 港にある市場が、今や有名なレストラン街となっています。大きな建物の中に、名物のアサードやシーフードなどの料理を食べさせるレストランが所狭しと並んでおり、観光客を呼んでいます。