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アルゼンチンといえば、多くの人がまず頭に思い浮かべるのが、タンゴでしょう。あの哀愁を帯びたメロディーと、歯切れのいいリズムは、日本人の心情にも訴えるものがあるとみえ、日本にはタンゴ・ファンも少なくありません。もっとも、藤沢蘭子や早川真平のころほどのブームはもう見られないようですが・・・。
ところが、本場のアルゼンチンでも、若い人たちはやはりロックなどのニューミュージックを好み、タンゴのファンはだんだん高齢化しているとのこと。日本の演歌もそういう運命のようですが、音楽の好みもだんだんグローバル化していくのでしょうか?
とはいっても、そこはやはり本場。CDショップを覗いてみますと、さすがにタンゴのCDの多いこと。タンゴ・ファンには目が廻りそうです。何といってもアストル・ピアソラのものがもっとも目に付きますが、古典ものも少なくありません。昔好きだったカルロス・ディ・サルリのものもあって、思わず買ってしまいました。
楽しみにしていたタンゴショーも、2軒ほど案内してもらいました。その様子をご紹介しましょう。
セニョール・タンゴ
まず行ったのが、歴史は浅いが、人気と規模は最高との呼び声が高い「セニョール・タンゴ」です。古い倉庫を改造したという、大きな建物の中央に、円形のステージがあり、その回りを、3階まで座席が取り囲んでいて、総収容人数は2500人。午後8時から食事、10時からショーが始まります。
開演前には、ダンサーがお客さんとダンスのポーズを取って、記念撮影のサービスをしてくれます。
(同店のHPより)
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ショーは、ガウチョを乗せた馬が2頭、いきなり飛び込んできて、幕を開けます。若手とベテランの2組のオルケスタ、5組のカップルによる官能的なダンス、そして3人の歌手による歌の間に、サーカスまがいの芸なども挟み、最後はエビータの「アルヘンティーナ!」の合唱で締めるという、総勢40人の出演によるまさに大スペクタクル・ショーです。
地元の人にいわせると、「昔はもっとタンゴ中心だったが、ちょっと観光ショー化し過ぎてしまった」とのことでした。
エル・ビエホ・アルマセン
次ぎに行ったのが、規模はずっと小さめですが、古くからのタンゲリーアの老舗「エル・ビエホ・アルマセン」です。ちょうどブエノスアイレス港に大型客船が入港中とあって、店内はアメリカ人(?)の観光客で、膝突き合わすほどの超満員でした。
ここは小さな舞台ですが、典型的なタンゴショーで、演奏、歌、ダンスと、約2時間たっぷりとタンゴを満喫できました。日本にも来たことのあるビルヒニア・ルッケが、70歳を越していると思えない、元気な歌声を聞かせてくれました。