「自分で料理を・・」を楽しみに
dinerロングステイの目的の一つに、現地でのおいしい食材や珍しい食材などを買ってきて好きなように料理して食べたいということがありました。当然わたくしたちは自炊を基本として、炊事のできるコンドミニアムを選びました。
結果的には26泊のうち、朝食は1回だけ、夕食も5回しか外食はせず、それ以外は全部「自宅」で食べました。ただ昼食だけは、毎日外出をしていましたので、どうしても外でとる方が多くなりました。
もちろん旅の楽しみの一つにはグルメがあります。しかし外で食べるときには、レストランの選択、予約が面倒、メニューが分からない、量が多すぎる等々の煩わしさがあります。それに女性の場合は、お化粧や服装にも気を配らねばなりません。その点自炊の場合は、好きなものを、好きなだけ、好きな格好で食べられるという気楽さがあります。
最少限の炊事設備は揃っている
私たちは3カ所のアパートに泊まりましたが、「宿泊」でご説明していますように、どこも炊事に最少限必要な設備や道具(鍋、湯沸かし等)、食器(皿、グラス、ナイフ、フォーク)は整っており、とくに困ることはありませんでした。ただし炊飯器や和食器、箸はありません。またコンロやオーブンはガスでなく、電気です。
買物は主としてスーパーで
食料品の買物は「日記」に書いてありますように、主として大手のスーパーマーケットでしました。大きなスーパーには、日本と同じようにたいていのものが揃っており、言葉が通じなくても買物ができるので便利です。ただ現地の人の話では、やはり大手のスーパーは値が高いそうですが、それでも日本に比べれば比較にならないほど安いので、短期の滞在者には最適と思います。
野菜や果物は量り売りのものが多く、少量でも買えて便利です。品物もけっこう新鮮です。肉も大量のものばかりでなく少量のパックもあって、2人分でもそう困りません。ただ魚は売り場も非常に小さく、だいたい切り身(フィレ)ばかりで、日本のように新鮮でありません。
プラーン・マーケット.スーパー以外では、マーケットが品物も多く、また新鮮なので、何度か行きました。魚も種類が豊富で、丸ごと売っています。しかし場所と営業時間が限られているので、毎日行くというわけにはいかないようです。
メルボルンでは、日本の食品は大丸百貨店の食品売り場で売っています。専門の店も見かけましたが、余り品数もなさそうだし、とくに必要ともしませんでしたので、行きませんでした。パースの方ちょっと分かりません。
食材は豊富、しかし料理方法はどうしても限られる
一応炊事の設備や道具は整っていますが、やはりわが家のキッチンのようにはいかず、また少人数で短期間となると調味料などはじゅうぶんに揃えられませんので、どうしても調理方法は制限されます。わたくしたちの料理も、ビフテキやソーセージとか、エビ・貝類など余り手の掛らないものが多くなりました。野菜はもっぱら生サラダで、そしてフルーツもデザートによく食べました。
牛肉はオージービーフとしてもう日本でもお馴染みになっていますが、現地のもやわらかくて、日本に来ているものと変わらないようです。その他の肉類ではやはりマトンが多いですが、調理が難しいので余り食べていません。
ロブスターやサーモンも日本では今やオーストラリア産が一番多いくらいですから、まったく違和感はありません。また生ガキは身がふっくらして甘みがありました。
野菜も皆おいしかったですが、とくにアスパラが太いのにやわらかく、何度も食べました。珍しいものとしてはピンクサーモン色をしたマッシュルーム。バター焼きにして食べましたが、今まで食べた茸類の中でも抜群の味でした。
果物は、洋梨、オレンジ、いちご、ぶどう、ブラックベリー、ネクタリン、桃、マンゴ、メロン等々、ずいぶん食べました。中でもネクタリンが日本のものより水分が多くて病みつきになりました。スイカもたくさん売られていましたが、これはもっぱら生ジュースで飲みました。
ジュースや牛乳も、日本同様紙パックでも売られていましたが、いずれも味に余り癖がなく、飲みやすかったです。ただ牛乳は高熱殺菌がされていないので、日持ちが悪く、途中からは小さな容量の紙パックに替えました。
アルコールは、もっぱらビールとワインを飲んでいましたが(といってもふたりで1回にワインのハーフボトル程度ですが)、これも国産のもが安く、味もけっこういけるものでした。ただ種類が多いので、最後まで好物を見つけられませんでした。
現地で買った調味料等は、塩・こしょう・マスタード・マヨネーズ・トマトケチャップ・ドレッシング・タルタルソース・タカの爪 ・バター・ベジマイトなどですが、どうしても全部は完全に使い切れず、残したり、持って帰ったりしました。味はどれも日本で使っているものとあまり変わらないようですが、ただマヨネーズだけは甘くて、結局日本のキューピーマヨネーズに買い替えました。
日本から持っていったもの
レトルト食品の白飯(さとうのごはん 手軽に料理でき、おいしい
日本茶 やはりご飯の後には欠かせない
ステーキ用スパイス(小口パック入り ステーキを食べることが多いので重宝
刺身用醤油・わさび(小口パック入り 刺身を買えば付けてくれる所もあったが、持っていった方が便利
割りばし 調理、食事にやはり便利
包丁 向こうの調理用ナイフは切れ味がよくない
缶切り どのアパートにもいいのが置いてあったので、不要だった
あと持ってはいかなかったが、現地のサランラップは品質が悪いので、できれば持っていった方がいいでしょう。
外食ではいろいろな国の料理が食べられる
オーストラリアは多民族国家ですから、とくにメルボルンやパースといった大都会では、いろいろな国の料理があります。しかしやはり安くて、おいしいものがしだいに普及していくのでしょうか、イタリア料理と中華料理が今や双璧といった感じがします。
日本料理も思ったより市民権を得ているようで、フードコートなどでサラリーマンやOLたちが箸を使って SUSI をほおばっているのをよく見かけました。日本料理店も思ったより目につきましたが、わたくしたちは外国では日本料理を敬遠しているほうなので、値段と味のほどは分かりません。
わたくしたちは神戸の近くに住んでいますので、いろいろな国の料理を食べる機会も多いのですが、どういうわけか、ギリシャ料理とベトナム料理は余りありません。そこでとくにこの二つの料理を食べるのを楽しみにしていました。ベトナム料理はたいへん気に入って何回も通いましたが、ギリシャ料理はメニューの知識が乏しいためか、中にはもうひとつ口に合わないようなものもありました。
ところでオーストラリアを代表する料理といえば、なんといってもバーベキューです。公園などあちこちに無料のバーベキュー設備があり、いつも夜になると賑わっています。わたくしたちも期待していたのですが、直火焼と思っていたのが、電気による鉄板焼だったのと、設備の使い方もよく分からないまま、結局一度も実行せずに終わりました。今考えると、これではやはりイタリアへ行ってスパゲティを食べずに帰ってきたようなもので、心残りです。次の機会にはぜひバーベキューを楽しみたいと思います。
食料品の価格
ご参考までに、わたくしたちが実際に買った食料品の値段をメモから拾ってみました。分かりやすいように、1ドル=80円で円に換算してあります。なおオーストラリアでは、消費税は内税なので、この値段は税込みということになります。

フィレ・ステーキ肉2枚(530円〜619円)、Tボーン・ステーキ肉1枚(660円)、牛タン1ブロック(120円)、タンドリーチキン1羽(480円)

刺身用マグロ1ブロック(600円)、ロブスター小ぶりのも1尾(1120円〜1760円)、殻付きカキ1ダース(480〜600円)、スモークサーモン100g(431円)

トマト0.25kg(74円)、きゅうり0.13kg(21円)、アスパラ2束(160円)、セロリ0.13kg(42円)、グリーンピース(40円/kg) 、サツマイモ0.35kg(82円)、トウモロコシ1本(20円)、マッシュルーム(ピンクサーモン色)1パック(279円)、赤トウガラシ0.2kg(128円)

洋梨1コ(32〜44円)、レモン1コ(58円〜80円)、メロン1コ(160円)、バナナ1.2kg(292円)、ネクタリン(400円/kg)、オレンジ1.31kg(177円)、アプリコット0.3kg(142円)、いちご0.24kg(173円)、ぶどう0.76kg(422円)、グレープフルーツ0.93kg(125円)

オレンジ・ジュース1000cc(135〜143円)、アップル・ジュース1000cc($127円)、牛乳300cc(52円)、コカコーラ1250cc(127円)、ミネラルウオーター1500cc(119円)、瓶ビール750ml(224円)

バター250g(160円)、チーズ250g(205円)、ドレッシング(198〜223円)、マスタード150g(76円)、オリーブ・オイル150g(300円)パン340g(76円)、ヨーグルト500g(149円)