喜 屋 武 岬


沖縄本島の最南端に位置する喜屋武岬、その先には、紺碧の海が広がっています。その手前は風と波で削られた険しい断崖絶壁です。沖縄戦の最期、この美しい海はアメリカの軍艦で埋め尽くされました。そして米軍に追いつめられた住民や兵士は、ここで行き場を失い、この断崖から次々と身を投げ、海は一面血に染まったといわれます。硫黄島やサイパン島に続く、「バンザイ・クリフ」がここにもありました。「死して虜囚の辱めを受けず」という軍国思想による悲劇でした。


1952年、地元の住民によって、犠牲になった住民、軍人合わせて1万人の霊を弔う「平和の塔」が建てられましたが、その後1970年に沖縄遺族連合会によって「善戦空しく玉砕した将兵や、戦闘に協力散華せる住民の遺烈を伝う」(碑文)ため、新しくこの碑が建てられました



住民たちがを投げた断崖は10メートル以上もあります

喜屋武岬へは、糸満市の中心から331号線でひめゆりの塔へ向かう途中、看板に従って南の方へ折れ、しばらく農道の中を走った所です。 地図